2012年6月2日土曜日

祝! DVD化!

本当に長い間DVD化を待ち望んでました!


        



『スモーク』の続編というか、スピンオフとでもいうべきこの作品、
なぜか全然DVD化されなかった。

多分、『スモーク』に感動した多くの人がこの続編を期待して観て、
そのカラーの違いにガッカリする人が多いため、
この作品についてはあまり語られないことが多い。

確かに、スモークはあまりにも名作。
でも、わたしが好きなのは、「いい話だなあ」というストーリーではなく、
緻密に構成された語り方とか、
どこまでが本当のことでどこからが創作なのかわからないところとか、
とにかく繊細なところ。

この『ブルー・イン・ザ・フェイス』は、
『スモーク』とはまったく正反対の作品で、
アドリブ重視、会話のリズムで成立している作品。

下世話でざっくりとした多文化・多人種の軋轢を繊細に語る手法は、
『ドゥ・ザ・ライト・シング』あたりのスパイク・リーを感じさせる。
アメリカ文化の最良の部分とは、こういうところだと思うのです。

このDVD,廉価シリーズなので、なんとアマゾンなら1000円以下!
ブルーレイでも2000円以下!
絶対買います! というか、もう買いました。