読もう読もうと思っていた本を読む。
舞城王太郎/『ディスコ探偵水曜日』(上)(中)(下)
まず最初は景気付けにこの饒舌な作品から。
文庫本にして3冊分、合計で実に1,500頁!
表紙からしてラノベだけど、内容も表紙を裏切らずラノベ。
しかし、ミステリを乗り越える強い意志を感じるし、SFだったりハードボイルドだったりして、ジャンル分け不可能だね、これ。
読んでる間は楽しかったのでこれはこれでOK。
でも、推理合戦の(中)は読んでてちょっと辛かった。
そうそう、途中で島田荘司の『占星術殺人事件』について
軽く「名作」と触れているところがあって、
そこはちょっと嬉しく思った。
で、次は小説っぽい小説を読む。
沼田まほかる/『痺れる』
いやあ、痺れました。
中年女のねっとりとした情念を描かせたら最高です。
読んでて嫌な気持ちになりさえする。
しかし、それはそれだけの力量があればこそ。
次回作も読みたい作家です。
そうそう、この本の奥付に、自炊に関する以下の文言があった。
本書の電子化は私的使用に限り、著作権法上認められています。ただし、購入者以外の第三者による電子データ化及び電子書籍化は、いかなる場合も認められておりません。
これは光文社の定型みたいで、
文藝春秋と講談社は以下のとおり。
文藝春秋
本書の無断複写は著作権法上での例外を除き禁じられています。購入者以外の第三者による本書のいかなる電子複製も一切認められておりません。
講談社
本書のコピー、スキャン、デジタル化等の無断複製は著作権法上での例外を除き禁じられています。本書を代行業者等の第三者に依頼してスキャンやデジタル化することはたとえ個人や家庭内での利用でも著作権法違反です。
確認する前に既に自炊してiPadで読んでるんだけど…。
自炊に関して、出版社も意識してるってことですね。
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